8/14に、看護協会主催のふれあい看護体験で、高校生六名の受け入れを行いました。
まず、愛幸病院について、そして当院は精神科のため、ストレスについての話をさせてもらいました。精神科があるということ自体知らなかった、知っていても来たのは初めてだったという学生さんばかりでしたが、暗い、重苦しいといった想像とは違い、明るい印象で、精神科にも興味が出てきたという感想が聞かれました。
車椅子乗車体験では、病院の廊下からエレベーターで移動して、外に出た後、傾斜のある所を移動したり、段差をこえてもらったりしました。車椅子で段差を上がる際は、ティッピングレバーという部位を踏んで前輪を浮かして押し進めます。車椅子を押すだけでは進まないので、初めて行うとなかなか思うようにできません。また、乗車している方は、身を任せているため、スピードや段差などに恐怖感を持ちます。簡単な行為に見えますが、技術と共に、患者さんへの配慮がとても大切です。患者さんの身になって体験することで、患者さんの気持ちも理解できたのではないかと思います。
次に、シーツ交換を行いました。職員は、ささっと行える行為ですが、ペアの相手と息を合わせることがとても大切になります。そして、ただ交換するだけではなく、患者さんに気持ちよくベッドを使用していただけるよう、細かな配慮が必要となります。シーツ交換は、初めておこなう学生さんばかりだったので、難しくて大変だったという感想が多く、特に印象に残ったようです。
最後に、バイタルサインについて(体温・呼吸・脈拍・血圧)座学を行った後、実際に脈拍や血圧測定をペアで行ってもらいました。オープンキャンパスで経験している学生さんもおり、看護師のアドバイスのもとスムーズに測定がおこなえていました。これから進学先で学ぶことが少し知れて、勉強も頑張ろうと思えたという感想がありました。
例年一日の体験が、今年は半日で、時間が限られていましたが、今回の体験を通し、将来に向けて頑張ろうと思うきっかけになったり、体験を今後どう活かしていくか考えさせられた、とても楽しかったと言葉が聞かれました。ふれあい看護体験を経験して、さらに看護に興味を持ってくれると嬉しいです。