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卓球大会へ

 去る10月末,高知県民体育館にて令和6年度精神保健福祉卓球大会が開催されました。
コロナ禍でここ数年は縮小開催されていましたが,今年は通常開催されるとのこと,その知らせを受け,準備をしておりました。
 しかし,当院現役選手2名(ともに優勝経験者)のうち,お1人が急な体調不良で参加出来なくなるという不測の事態に・・。
当然もう1人の選手は気分が落ち込んでしまい,一時期は出場を断念しようかとの発言も聞かれていました。
大会は年に1度のこと,そして現在出場できるたった1人の選手です。
 職員一同,入れ代わり立ち代わり,声掛け続けていると,時間の経過とともにだんだんと気分も上がって来られ,今年も出場しますとのこと。

そんなこんなで,大会当日まで日がなくなり,結局練習は3回しか行えませんでした。
当院もそうですが,他院や他施設の方々も,重ねる年齢の問題,コロナの影響による気力体力の衰えなどで,すっかり競技人口も少なくなってしまいました。

昔は,他選手らから対戦するのを恐れられた選手もたくさんいたのですが・・・。
団体戦には登録できず,個人戦のみのエントリーとなりました。
 当日は,応援の患者さんたちと,当院デイの出場選手,応援のデイ利用者さんらと2F応援席を少し埋めました。
応援グッズのメガホンと,愛幸ののぼりは必須アイテムです。
 今年の個人戦は参加人数の都合によりトーナメント方式ということで,試合数が多くなるのでは心配されたり,トイレが気になったりと,選手側にはいろいろあったようですが,職員のメンタルケアチームが常に寄り添い,なんとか試合をすすめていかれました。また,どうしても攻めのプレイスタイルによりミスが目立ってきた際は,「落ち着いて1本ずつ」とささやき事務長も登場しました。
 諸事情によりたった3回しか練習できませんでしたが,なんと結果は準優勝!!
追い込まれても決して守りに入らず,攻めのプレイスタイルを貫いたこともまた良きかなと思います。さて,1F試合会場ではそのような熱いドラマが繰り広げられていましたが,2F応援席は平和に過ごしていました。
なんせ応援席から試合をしている選手が遠すぎてよく見えず,正直勝ってるのか負けてるのかよく分からないまま,「あっ!今,出場していますよ!」「点入れました!」と解説しつつ,応援していました。

 なんだかんだ楽しかったのはお昼のお弁当タイムです。当院栄養科より,お弁当が県民体育館まで届けられ,ハロウィンということでカボチャのデザートつきでした。
 このお弁当タイムを目的に応援についてこられた方も・・!?
選手もデイの方たちも職員も含めてみんなで美味しく頂きました。
 デイからお菓子の差し入れもあり,和やかにワイワイしました。

閉会式の勇姿を見届け,さぁ帰りましょうと玄関まで行って,当院象徴の愛幸のぼりを忘れたことに気付く!!
幸い,見つけた職員が一緒に持ち帰ってくれてましたので,ひと安心。
 いろいろあった1日でしたが,みなさんがケガもなく無事に帰ってこられて何より,本当にお疲れさまでした。