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精神保健福祉卓球大会

去る10月20日、高知県民体育館にて、令和5年度精神保健福祉卓球大会が開催されました。
令和元年度よりコロナ感染症蔓延防止のため開催が休止されていましたが、個人戦のみの縮小開催となりました。

なにせ4年のブランクです、、以前出場されていた方でも今回は断念せざるを得ない状況となっている方もいらっしゃいました。


参加人数制限もありますが、愛幸病院とデイから計3名の方が出場させていただくことになりました。
本番まで、練習期間や時間には限りがあります。
病棟やデイの垣根を超え、昔腕をならした卓球OB看護師さん達に協力をいただき、なんとか練習時間を確保しました。


うちの事務長も、「俺がもんじゃらあ」と名乗りを上げてくれましたが、残念ながら順番が回ってきませんでした。
出場選手たちは、体がなまっていることを心配されていましたが、いざ練習を始めてみると・・・。
本番当日、病棟の患者さんとデイの利用者さんたちも、選手たちと一緒に応援に駆け付けました。


選手は青い「愛幸Tシャツ」でそろえ、応援席では「愛幸病院」ののぼりがひときわ目立っていました。
縮小開催とはいえ少数精鋭、得点ボードを見ないと勝敗がどうなったか分からないほどのスピードです。
もはや誰が勝ってもおかしくないほど実力が拮抗しており、応援席が時折シーンとなっていたのは、あまりのレベルの高さに声をなくしてしまったからです。
そんななか、うちの事務長や付き添いスタッフが「声を出して行こう!」「落ち着いて」と選手や周囲に声をかけていました。


残念ながら負けてしまった選手にはそっと寄り添い、、、試合を控え緊張で頭を抱える選手にもそばで声をかけ、、、。
試合はどの試合も見ごたえのあるもので、デュースに次ぐデュースなど、本当に手に汗握る試合ぶりでした。
試合後は、勝った選手も負けた選手もがっちり握手でお互いの健闘を称えあっていました。
そして、、、愛幸病院の選手がなんと!
ひるむことなく果敢に攻め、優勝を勝ち取りました!
誰よりも喜び、写真を撮りまくっていた事務長。
女子の部も4位を勝ち取りました。女子のレベルも相当高かったです。


帰院したあとは、事務長から選手に、「売店でいくらでも好きなものを買っていい権利」が授与されました。
遠慮して「これくらいで」とレジに向かおうとする患者さんに、ベテラン看護師さんがカゴを差し出し「遠慮せんともっと入れやー、それだけでえいかね?支払いは事務長やー、もっと入れや入れやー」とおすすめしていました。
満面の笑顔で持参の袋にたくさん商品を詰め込んで、ホクホクの笑顔で帰って行かれました。
優勝というご褒美も嬉しかったですが、選手や応援の皆さんがケガも何事もなく楽しんで帰ってこられて本当に良かったです。


来年の大会に向けて、また1年健康で過ごしましょう!