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№ 274端午の節句

5月5日は「こどもの日」ですね。

この日はもともと「端午の節句(菖蒲の節句)」で、五節句の一つであり、日本では、男の子の誕生を祝うとともに、その健やかな成長を祈る行事となっています。

節句とは、季節の節目のこと。

ちなみの節句の日は、1年に5回あり、五節句と呼んでいます。
・1月1日(元旦)
 ※現在は1月7日(人日じんじつ)
・3月3日(上巳じょうし)
・5月5日(端午たんご)
・7月7日(七夕しちせき)
・9月9日(重陽ちょうよう)

端午とは、「最初の午(うま)の日」といった意味で、「端」(はし)は「始め・最初」という意味であり、午の月は5月、最初の午の日は、5と5が重なる日、5月5日となります。

江戸時代には「端午の節句」に、病気や災いを払うといわれる「菖蒲(しょうぶ)」を飾るしきたりがありました。
そこから、武道や武勇を重んじる「尚武(しょうぶ)」と読みが同じということなどから、次第に男の子のための行事として定着するようになっていったそうです。

現在は、国民の祝日「こどもの日」として制定されています。

端午の節句に鎧や兜が飾られるのは、「身体を守るもの」という意味があり、子どもが病気や事故などの災厄を逃れ、力強く成長してくれるよう願いが込められています。

さて現在、病院玄関にめずらしい兜飾りが登場しています。
手のひらサイズのものなのですが、かなり精巧に出来ていまして、歴史上よく知られている方の兜もございます。
実はある職員から預かったものなのですが、兜と、兜の名前札がバラバラの状態で保管されていまして、誰の所有兜なのか調べながら飾らせてもらいました。


名前札がないものや、調べても名前が出て来ないものでそれっぽいものに合わせた兜もあり、もしお詳しい方、間違いに気づかれましたら、修正しておいていただけると大変ありがたいです。

5月いっぱい飾らせてもらいますので、当院まで来られた際は是非お立ち寄りください。