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№ 282 サイクルトレイン乗ってみたかった。後編

窪川→宇和島間は下り基調ではありますが、宇和島の町に入る手前にゆるーく、長めの登り坂があります。今回は約95㎞のサイクリングで帰りは、自走ではないので所々で、余すことなくパワー(大したことは無いですが…)を使い思ったより疲労が出て上るが堪えました。
しかし、もうすぐで宇和島グルメが食べられると言い聞かせ、無けなしのパワーを絞り出し坂を上り切った後の標高250mの峠を一気に下りきります。
 宇和島に到着したのが10時、約4時間弱のサイクリングです。まずは口渇と空腹を一度に満たせる。道の駅にあるこれですね。
たぶん四国ではここに来ないとなかなか食べられない(と思う)代物です。私の場合は、ムツコクなるのも嫌だったので、バニラとのミックスです。気温は上がり汗ばんでいたので、のどの潤いと体に一気に糖分が吸収されていくのが分かります。

知ってる方も多いと思いますが、宇和島と言えば“鯛めし”、しかも宇和島の鯛めしは松山のそれと違って生です。宇和島鯛めしと言えば、“かどや”さんが有名ですが、その“かどや”さん本店は改築?中、もう一つのお店はまだ開店していません。一度宇和島駅でサイクルトレインの乗車時刻を確認に行くと12時18分発、1日自転車5台までしか乗車できない。土日はサイクリングの人もまあまあ来るので、12時までに着て順番待ちをした方が良いと親切な駅員さんが教えてくれました。 
 ということは、あんまりのんびりとはできないので、結局道の駅に戻り、そこにあるレストランで食事をすることにしました。道の駅には3店舗の店が入っており、鯛めしは交代で作っているとのこと。なんと今日はあの“かどや”さんが鯛めしを作るとのことで、なんとラッキーなんでしょうと独り喜びながら席に着きます。
 “かどや”さんのお店との若干の違いはありますが、少し甘くて濃厚なだし醤油と新鮮なタイの切り身に生卵を混ぜるスタイルに狂いはありません、絶品です。一気に食べるのがもったいないのですが、だし茶漬け感覚で一気に駆け込みたくなり、あっという間に食べ終わってしまいます。高知にもじゃこ天はありますが、宇和島のじゃこ天は有名ですよね。それが付いてました。たしか“かどや”さんの店舗には付いていなかったような…。最後に来たのがコロナ前なのでじゃこ天はどうだったのか…。(アルバムにありました下の楕円の写真が“かどや”さん本店?の方の鯛めしです。じゃこ天無いです…。)

お腹もそこそこ膨らみ、エネルギー補給も十分になりました。本当であればお土産を買って帰るところでしょうが、何せリュック類を持たずに走るスタイルですので、その場で食べきりです。
親切な駅員さんが教えてくれた通り、早めにホームに入って順番待ちをする時刻が近づいてきたので、駅に向かうことにしました。

駅に着くと、自転車は誰もいませんでした。もしこの列車に乗れなかったら、次は17時過ぎなのでとりあえず一安心です。30分ほど待つとホームにホビートレインが入ってきました。四万十町の海洋堂ホビー館とのコラボなんですね。興味のある人でしょうか、撮鉄?でしょうか、大人も子供もスマホで名はなく、カメラらを使って写真を撮っています。一応私もパチリ、中には河童のフィギアが展示されています。座席は横一列が両側にある路面電車スタイルで、自転車を置く場所はありません。香川のサイクルトレインは自転車保管場所・固定場所があった様子でしたが、このサイクルトレインにはなく、座ったまま自転車を持つスタイルなのですね。このスタイルで2時間以上か…。眠ることもできないな…。

復路の95㎞が自走では無いのが楽なんですが、これでは駅弁(無いですが)も食べられません(道の駅で買っておいた焼きもちを途中食べましたが…)。
 普通に考えれば分かることですが、これって鈍行ですよね。窪川駅まで2時間以上の旅が始ままります、自転車は手で抑えたままで…。
 途中、0系っていうのですかね、それをモチーフにしたホビートレイともすれ違いました。
何度も眠気と闘いながら、列車の揺れに応じて自転車も前後するので、結局眠ることできず窪川駅に到着しました。そこから車をデポした“あぐり”まで軽くサイクリングし、帰路につきました。
ちょっとしんどかったな…。