№202 真っ縦アタック（私の造語）

この日は田野駅まで足を延ばした。田野駅名物（思ってるの私だけ？あっ写真忘れた…）玉子巻きのお寿司を目当てに、感染対策には十分留意しライドした。
途中（とはいっても安田町なので殆ど目的地についているけど…）、『真っ縦』を思い出し進路変更した。四国遍路をした方は知ってる方も多いが、第27番札所の神峯寺への参道、遍路ころがしの中でも屈指の傾斜を誇る『真っ縦』と呼ばれる坂は激坂である。車で登るだけでも急勾配でエンジンが唸る。歩き遍路にとっては本当に後ろに倒れそうになるのではないかと感じる。
標高400m強の山ではあるにも拘らず、必殺オニヤンマ君（偽）を忘れいた。しかし、海沿いなので私の天敵であるアブは居ない、大丈夫と楽観的に考え神峯寺アタック（業界用語）を試みた。しかし、ついに現れた。まだ260mぐらいの所なのに数匹が顔の前後や背中の方でブンブンと音をたて、威嚇なのか噛みつきを狙っているのか。手で振り払っても振り払ってもやめる気配もなく、次第にこちらがペダルを漕ぐこともできなくなる。何とか駐車場を目指したかったが、こちらも落車の危険を感じ、このままでは危ないと思い途中断念し、もう少し寒くなってから再アタックと思いながら田野駅を目指した。